2011年7月7日木曜日

東京、神奈川の放射線測定値のずれ

ういっしゅ。
最近、各自治体が、放射線の測定を始めました。

これは東京都のものです。
測定器アロカTCS166(シンチレーション式サーベイメータ)








このお隣の相模原市のものをみてみましょう。
・使用機器 NaIシンチレーション式サーベイメータ





なんだかお隣同士なのに値が大きく違っているような気がしませんか?






ちなみに相模原市の下に位置する大和市はこのようになっています。

【使用機器】可搬型サーベイメータ(ミリオンテクノロジーズ社製 RDS-30)















どうも、分かりにくいので、まとめてみました。









お隣さんなのに、値がだいぶ違っています。
相模原市と大和市の間では、ある程度、整合性があるように思います。
東京都は明らかに異なっています。

これは、なぜだと思いますか。

ひとつの理由は、各自治体で、それぞれ、使っている測定器がことなっているからだと思います。

うーん、公式発表されている数字がこれでは、困りましたね。

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2011年7月4日月曜日

町田計測値

町田の東急で計測してみました。(2号機で計りました。実は1号機のほかに2号機も作りました。)

上から順に
東急地下3F駐車場車の中
東急地下1F駐車場車の中
8Fレストラン内

の3箇所です。








車で行ったので、駐車場待ちの状態で、地下1Fという感じで車の中で計測しました。
その後、地下3Fの駐車場に車を止め、車の中で計測しました。
その後、8Fのとあるレストランで計測しました。

それぞれ、図を参照していただければ分かりますが。

地下3F駐車場 : 301秒間で 70回なので、 13cpm
地下1F駐車場 : 362秒間で 96回なので、 15cpm
8Fレストラン   : 620秒間で 191 回なので、 18cpm

地下の方が、放射性物質の進入がすくないのか、低くでました。
これまで、地上で計測した値よりも、地下の方が多少、少ないということが言えるのではないでしょうか。
同じ2号機で計測していますので。。

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値のばらつき

値のばらつきについてですが、たとえば、左のような感じです。
これは、ガイガーボットの表示画面です。
約10秒間の放射線の状況を示しています。
左の図は、表示されている10秒間に4回放射線が入ってきたことを示しています。
10秒間に4回ですから、60秒に換算すると、
4x6=24
となり、24 cpm となるわけです。
たとえば、市販のガイガーカウンターで、10秒ごと平均を取っている場合には、この瞬間は24 cpm を表示することになります。
これは、少々高い値になってしまいますが、しかし、次の10秒間では、次の画面のようになったります。

なお、この図で 15 cpm と表示されているのは、 362秒間の平均を表しています。 362秒間の間に、 96 回放射線を捕らえたようですので、それで、 15CPM となっています。








左の10秒間には、1回しか放射線が入ってきませんでした。
そうすると、1x6=6
となり、この10秒だけみると 6 cpm です。
これは非常に小さな値です。

また、この図の 13CPM は 301秒間の平均です。
70回カウントされました。その平均です。

実際に計測してみると、このような感じで、瞬間瞬間で非常に大きくばらつきます。
ある10秒間は4回どころか、6回、7回あらわれることも珍しくはありません。その瞬間は、ちょっとびっくりしますが、ただし、長い時間をみてみると、この図のようにある程度の値で収束してきます。

たとえば、300秒とか、長い時間で見た場合には、これら2つの図のように、 15CPM , 13 CPM とある程度収束していきます。
ただ、それでも、これくらいのばらつきは出てきます。

なかなか、測定値を判断するのは難しいように思います。

放射線がGM管に入ってきて、GM管が反応するのは、確率的な問題になってきます。
そのため、ランダムに入ってきて、ばらつきも、ある分布になってくるようです。
GM管をランダム値を得るために用いたりもするそうです。

市販の、ガイガーカウンターは、これらをどのように扱っているのでしょうか。
なかなか、短い時間で、放射線量を判断するのは難しいと思います。
このあたりは、各社のノウハウ的なものがあるのでしょうかね。でも、あくまで、放射線は、ランダムが原則なので、基本的には、短い時間で、表示するようなものは、精度が落ちるはずです。
そのあたりを、頭にたたきこんでおいた方がいいと思います。

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iPhone アプリ:ガイガーボット(その3)

ガイガーボットですが、昼間使ってみると、全く使い物になりません。
というのは、音をマイクで拾う形なので、雑音が多いと余計な音に反応してしまうのです。
これではだめなので、ガイガーカウンターの音を iphone のジャックから入れられるように改良しました。
改良した結果、非常に調子よくなりました。
これで、どんなにうるさい場所でも、何十分でも、計測できます。

それにしても、町田市の南部、大和市、相模原市などで、いくつか計測してみましたが、あまり、違いがないという感じです。特に回数が増えているような感じではありません。
どこか、確実に放射線量の高いところに持っていって、この回数(cpm)がどうなるのかを確認しないことにはなんともいえないなーという感じです。

なお、現時点では、シーベルトに換算した値は示しておりません。というのも、cpm とシーベルトの換算というのは、GM管によっても違ってきますし、条件、たとえば、ガンマ線だけなのか、ベータ線も含めての値なのか、それによっても、異なってくるからです。今後これらについても、調べていき、はっきり分かったところで、シーベルト単位で示すことができるようになると思います。
現時点で、確実にいえることは、「私の持っているGM管(SBM-20相当)で、放射線を一分間に何回捕らえたか」ということだけです。私のGM管がおかしい可能性もありますし、回路がよくない可能性もあります。GM管ごとに大きくばらつくことがあるかもしれません。また、この回数が、実は大きいのか、それとも、3月11日以前の値に近いのかは、今後検証していきたいと思います。

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2011年7月3日日曜日

iPhone アプリ:ガイガーボット(その2)

ガイガーカウンターキットのこつこつという音を拾って、数えてくれる、iPhone アプリで、夜間外出して、近所を計測してみました。
成瀬駅前、つくし野駅前、その間の適当な場所と計測してみました。
結果的には、特に一部で高いところがあるわけではなく、どこも同じような感じでした。
20cpm前後のような感じです。ただ、大きくばらつきます。平均するとこんな感じだということです。
しばらく使ってみて、分かったことですが、非常にばらつきが出ます。
ばらつきというのは、たとえば、最初の一分間と次の一分間で大きく値が変わる場合があるということです。
たとえば、最初の一分間では、28cpmだったかとおもうと、次の一分間では、15cpm になってしまうということです。
かなり長い時間の平均を取らないと正確な計測結果はとれないような感じです。

いろいろと疑問があります。
1、そんなに値が大きくばらつくのはただしいのだろうか?
2、もしかしたら、私が作ったガイガーカウンターキットは本当に正しく動いてるのだろうか。適当に音が出ているのではないだろうか?

今後このあたりを検証していきたいと思います。

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